NPO WEBREIGO【Non Profit Organization Web Response Information Government】

情報リテラシー・ネットトラブルセーフティ作戦レポート

来る、2012年9月29日(土曜日)社会人にも人気のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、 ソーシャルゲームにおける最適なご利用方法及び、トラブルの発生に対する対処や回避を株式会社サイバーエージェント、 株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社ミクシィ、そしてWEBREIGO(弁護士)が楽しくご案内する講座、 情報リテラシー・ネットトラブルセーフティ作戦 が開催されました。

最初の登壇はNPO法人WEBREIGOから弁護士である峯岸孝弘氏による、講話でした。 まずトラブル事例を上げ、適切な対応方法の指導がありました。

予防をしていても、もし、被害にあってしまったときの対処方法と、 誰に相談すればいいのかのアドバイスがありました。ただし予防は簡単ですが、被害の回復はなかなか困難というお話です。

被害者の立場だけではなく、何気ない書き込みから加害者になってしまうこともあります。 正しい予防策をみつけて、インターネットを適切に楽しみましょう。と結ばれていました。

次に3社から順番に各社サービス概要の説明がありました。 会場にはすでにサービスをご存じの方が多く参加されているように見受けました。

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続いて、SNS/ゲームサイト概要についてのお話が、株式会社ミクシィからあり、繋がりのきっかけ、人と人のコミュニケーションについて解説があり、 東日本大震災の際には利用が増えたというお話もありました。

そして、実機でサービスを利用しての説明がありました。 グループ分けをし、順次体験することができました。

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体験をしながら、企業のスタッフの方に直接、使用方法や質問や感想などをそれぞれがじっくりお話を聞いたり、 発言したりするできる機会に恵まれました。

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年齢によって利用ゾーンを分けているというシステムの説明に、年齢詐称者はどうするのかという質問がなされ、講師の方から、 的確な回答がなされていました。

質問者は成人であったため、年をごまかすときは、つい、若くごまかすことがあるが、 若い方はわざわざ年寄り?になりたいのですが、と、目をむかれる姿に思わず笑いが上がっていました。

体験は3社のローテーションで行われ。株式会社ミクシィと株式会社サイバーエージェントはパソコンが用意されていましが、 株式会社ディー・エヌ・エーは、 タブレット端末を活用しての体験でした。指先で滑らせながら、タブレット端末は普段あまり使用していないという受講者から、 未体験の方もいらしたようで、苦手といいつつも、楽しそうな声が上がっていました。

一通り体験したところで、再度、トラブル事例と対応方法について、子供を犯罪者にしないための講話がありました。

不正アクセス関連の事例紹介と対応方法について、 株式会社サイバーエージェントから解説があり、 なりすましに対するお話し、好きな歌詞を全文転載してしまう、などの 著作権関連の事例紹介と対応方法について、お話がありました。

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パスワードは聞かない、教えない、自分の写真はアップしない、 好きなタレントの歌の歌詞をアップしない、他人の悪口を書いてはいけない。 そして個人情報は書いてはいけません。ネットは匿名ではないからです。

最後に株式会社ディー・エヌ・エーから、登録情報/サイト内のアイテム購入等についての説明があり、クロージングとして、 本日の講座を踏まえてのチェックリストがありました。

実機を使用したことによってわかりやすかったという声が多くよせられました。

参加者の保護者の方より、少年がパソコンを使用した仕事に従事していきたいという決意を聞かされたと、感謝の言葉が寄せられました。 青少年たちが手探りながら自身の進む道を何かをきっかけとして、見つけていただけるというのは、とても素晴らしいことです。

そのお手伝いができたことは、当団体としましても冥利につきます。

この講座はあなたの役に立ちましたか?
もしたった1人でも「ハイ」というお言葉を聞けたのなら、私たちは明日も、明後日も、可能な限り啓発活動を続けていきたいと、参加企業のみさんと、ともに、決意を新たにしました。

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