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情報リテラシー、「くだものウソ・ほんと講座」

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食べることは私たちが生きていくために欠かせないことです。健康な生活を送るためには、何をどのように食べるか、ということが重要になっています。 食生活を見直すために農林水産省等が推奨する「食生活指針」や「食育バランスガイド」が定められています。

具体例として、くだものは1日2つおおよそ200グラム(みかん1個とりんご半分)を食べることが目安になっています。 くだものを好きな人は多いかと思いますが、くだものはおいしいだけではなく、凄いパワーを持っているのです。

2014年1月27日に区内私立高校において、開催されました特定非営利活動法人WEBREIGO主催のリテラシー講座では、 くだもののウソ・ほんととして、くだものの魅力とパワーを解き明かす興味深い講座となりました。

講師に元農林水産省、東京大学農学博士の間苧谷 徹さんをお迎えし、全教図の副読本を使用して、 講演をしていただきました。 全教図からは、おいしいみかんをご提供いただき、参加者は試食してみました。

日本人は、果物を1日どれくらい食べているのでしょうか?
1日に117グラムしか食べていないというデータが出されています。

果物を食べると「太る」「血糖値があがる」「中性脂肪がたまる」というのは、うそです。
古い資料や文献、それらを引用したままの記述には、過去においては、科学的解明が不明瞭であったため、 公の文章であっても このように記載されているものも見かけますが、こういった情報は正しくありません。

ではよく耳にする、「朝のくだものは金」というのはどうでしょう。
くだものには、体調を整える「ビタミン」や、 吸収しやすくエネルギーのもとになる「果糖」 「ブドウ糖」が多く含まれています。

夜、寝ているうちに消費されたブドウ糖をすばやく補給すたるめには、ブドウ糖をできるだけ 効率よく吸収できる果物を朝に食べるというのがベストというのは本当のことなのです。
朝の果物で学校の成績も上がるかもしれません。

ガンの予防にくだものが効く!

果物には繊維質も多く含まれおり、繊維質は腸を活性化すたるめ便秘にも効果があり、 さらに注目すべきは、果物に含まれている「β-クリプトキサンチン」は、ガンの予防に効果的なのです。

まとめ、くだものウソ・ほんとQ&A

みかんを食べるとお肌が黄色くなるってほんと?

ほんとです。みかんのオレンジ色の成分はカロテノイドといい、 みかんをたくさん食べると皮膚の中にカロテノイドが蓄積され、黄色く見えます。 ただし、健康によい成分なので問題はありません。 みかんは肌に張りとうるおいを与える効果もあり、おススメです。

くだものはふとりやすいってほんと

うそです。とりすぎると果物に限らずなんであっても太るのですが、 体重を増加させるのは食べ過ぎるからであって、果物のエネルギーそのものは低いのです。

例えば、「ごぼう」と「りんご」を同じ分量だけ食べると、甘いりんごの方がカロリーが高そうに感じてしまいますが、 なんと、ごぼうの方がカロリーが高いのです。
毎日くだものを食べても太る心配はありません。おやつにも最適ですね。

日本の果物を食べよう!

日本の代表的な果物であるみかんやりんごは新たにすぐれた機能性成分も注目されています。 多くの食べののなかから、適正な選択ができるように。 そして、 子どもたちが日本でつくられた果物について学習し栄養に関する正しい知識をみにつけ、 食生活を充実させたものになるよう、私たちは、推進しています。

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