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明治製菓見学

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お菓子工場見学 〜明治製菓・坂戸工場にて〜

2014年2月25日、特別非営利活動法人WEB-REIGOの食育リテラシー講座「明治製菓・坂戸工場の見学」を区内私立高校に通う生徒約40名と実施しました。

電車で坂戸工場の最寄り駅である若葉駅まで行き、徒歩20分で到着しました。工場に着くとたくさんの工場の方々が手厚い歓迎をして下さいました。

工場見学は以下の通りに行われました。

〜明治製菓・坂戸工場に関しての説明〜

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説明では、

について説明していただけました。

このなかで特に印象的であったのが、CMキャラクターである「カールおじさん」、「ケロ太君」に関する意外な事実が明らかになり、生徒もとても驚いたリアクションを見せてくれました。

その後、チョコレートの原料であるカカオ豆や代表的な商品の製造工程、衛生管理、環境問題対策に関するビデオを見ました。このビデオの中で、カールが高速で製造されている場面やキノコの山の連結時の映像では「すごい!」という声も聞くことが出来ました。

〜工場見学〜

カールの製造工程の見学では、説明会で見たビデオに映っていた光景を実際に見たということもあり、生徒たちはさらに興奮した様子で見入っていました。また、出来立てのカールの試食もさせていただき、ロボットが持って来てくれた時には多くの歓声が上がっていました。

その後には、1人1袋のカールのプレゼントもあり、食べることを楽しみにする生徒たちの笑顔が見られました。最後に、カール神社という場所でお参りをし、とても楽しんでいる様子でした。

チョコレートの製造工程の見学では、チョコレートの原料が型に流し込まれ、板チョコとして完成するまでの行程を見学することが出来ました。なかでも最も興味深かったものは、各工程での徹底的な安全管理でした。金属探知機に始まり、その他にもたくさんの検査を通過したものだけが商品として出荷されている様子を観察することが出来ました。そして、最後には必ず人の目で問題が無いか確認しているというところも、私の記憶には印象的に写りました。

その後、実際に原料として使用されているカカオ豆の展示を見学しました。そこでは、カカオから取り出した油は何も加えなくてもトロトロであることに生徒たちも驚きを隠せない様子でした。カカオ豆の試食もさせていただいたのですが、「おいしい」との声と「渋い、苦い」との声が入り混じっており、生徒たちの間にも賛否両論があった様子でした。

〜まとめ〜

今回の工場見学を終えた後、生徒たちに感想を聞いてみたところ、「楽しかった」との声を多く聞くことが出来ました。

生徒たちに普段自分達が食べているお菓子がどうやってできているかという面だけでなく、 製品の安全性がどう保たれているか、 社会の一員として環境問題のような社会問題にどう貢献しているかなどについても学んでもらえたと思います。

また、工場の機械化が進んでいる中でどう人間が関わっているのかということを知るいい機会になったと考えています。

最後に、この工場見学は食べものの安全性を再認識する貴重な体験となりました。
最近のニュースでは工場での毒物混入が騒がれていますが、このような見学などを通して、安全性の確保について知ってもらうことで、食べ物への「信頼」に繋がると考えています。この体験が生徒たちにとっても、「食」への信頼をより深く考えるきっかけになってもらえたら幸いであると考えています。

TPO